主旨 東日本大震災から1年が過ぎ、復旧・復興への取り組みが始まる中、発災直後の救助・救援、あるいは発災前の備えに対する検証・反省が進められていま す。このなかで情報技術については、SNSやクラウドなど新しい技術の活用の芽が出てくる一方、情報インフラの脆弱性や紙・白板やファックスによる旧来通 りの情報伝達の非効率も露呈しました。これらをふまえ、地域安全学会と電子情報通信学会情報システムソサイエティは、合同で「減災情報システム研究会」を 設立し、今回の震災での情報技術の活用と問題点を共有すると共に、再び来襲するであろう大災害に対しより効果的な減災活動を支援できる情報システムの在り 方や要素技術を議論する場を設けることとしました。 この合同研究会は、これまで各々の専門に閉じこもりがちであった防災・情報両分野の研究者が一堂に会し、専門の壁を超えて意見を交換することを目的 としています。これまで地域