スーパーコンピューターを開発したベンチャー企業の助成金詐欺事件をめぐって、経済産業省が所管する独立行政法人は、このベンチャー企業から交付した助成金の一部に加算金を上乗せした、合わせておよそ9億4000万円の返還を受けたことを明らかにしました。 これを受けてNEDOは「PEZYComputing」に対してだまし取ったとされる交付金のおよそ6億5000万円に、不正があった場合に上乗せされる加算金を加えた、合わせておよそ9億4000万円の返還を求めていましたが、21日までにその全額の返還を受けたということです。 NEDOによりますと、この企業には平成22年度から今年度にかけて少なくとも5つの事業で合わせて35億円余りの助成金の交付が決まっていましたが、経済産業省は去年12月末に交付を停止しています。