前々回では、おいしいとは何か、味覚とは何かについてを書いてみた。 そして前回は、味覚センサーをつかった味の定量化のしくみについて、書いてみた。 今回は、さらにその続きを書く、、、 味覚を可視化すると何が見えてくるのであろうか。 ■味のバランスを表現する味チャート 味覚センサーを使って味を定量化すると、下図のような味チャートが得られる。 ピーマンの味チャート これはこのブログでもおなじみのチャートであるが、5つの基本味「甘味」「旨味」「塩味」「酸味」「苦味」の強さを総合的に見ることができるものであり、実際のヒトの舌による味の感じ方を再現している。 このチャートでは一目にして味の強弱が分かるため、その食品の特徴が明確になるだけではなく、食べ合わせを考える上でも役に立つ。 たとえば、「苦味」の強いピーマンの味は、「旨味」と「甘味」と「酸味」が強いクリームチーズを合わせることで抑える事が出来るので