北朝鮮は8日午前、「日米韓三国、および国連軍を殲滅(せんめつ)させ、戦争に勝利した」と宣言した。北朝鮮は先月、休戦協定の白紙化を宣言して以来、連日挑発をエスカレートさせてきたが、挑発の語彙が尽きたため、一気に勝利宣言まで駒を進めた可能性が高い。 国営テレビ「朝鮮人民通信」が8日深夜、軍最高司令部の声明として複数回にわたって伝えた。 午前1時30分に放送された第一報では「軍最高司令部は、先ほど日米韓に向け、ついにその無慈悲な鉄槌を下した」と報道、またその30分後、「わが革命武力の容赦ない火力攻撃により、全ての都市を焦土化させたことをグーグルアースで確認した」と伝えた。 さらにその後「日米韓の指導者どもと国連事務総長が連名で無条件降伏を申し出た」「わが国の正義を世界に知らしめた」として、午前2時43分、一方的に第2次朝鮮戦争の勝利を宣言した。 これを受け、防衛省は午前3時急きょ会見を開き、「戦