【5月1日 AFP】イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は4月30日、エルサレム近郊で発生した山火事が市内に到達する恐れがあると警告し、「国家の非常事態」だと表明した。 エルサレム近郊の幹線道路の上空には濃い煙が立ち込め、山火事を鎮圧するため現場には消防隊が急行した。支援のために軍の部隊も派遣されている。 イスラエルの救助活動組織マゲン・ダビド・アドム(ダビデの赤い盾、MDA)は、ここ数年で最悪規模の山火事だとし、数百人の市民が危険にさらされていると報告。 これまでに23人前後が治療を受け、うち13人が病院に搬送されたとしている。大半は煙の吸入や、やけどによるものだという。 一方、ネタニヤフ氏は「西風により、火が(エルサレム)郊外、さらには市内にまであっという間に広がる恐れがある」と動画による声明で警告。 「今は、一地域の非常事態ではなく、国家の非常事態にある」と述べ、「目下の最優先事項
