新幹線高速試験電車 FASTECH360 デビュー JR東日本が、サービス向上を目的として開発を進めている高速試験電車(2編成)の1本目が6月に完成し、仙台の新幹線基地で公開された。 この電車は、技術上の目標を360km/h運転として、高速性、信頼性、環境適合性、快適性などのあらゆる面で世界の最高水準の新幹線を目指すための試験車両で、「FASTECH(ファステック)360」の愛称が付いている。試験電車は、新幹線専用のE954形8両編成(FASTHCH360S)と、新在直通運転用のE955形6両編成(FASTHCH360Z)の2編成が作られるが、今回完成したのはE954形で、完成後、東北新幹線仙台~北上間を中心とした走行試験に入る。なお、E955形は2006年春に落成の予定。 エクステリアデザインは空気力学的な最適形状を目指し、1号車(写真上)は流れるようなストリームライン、8号車(写真下)