「私の姓はホンダです。これ以上に私が日系であることを明らかに示す名前はないでしょう」。米カリフォルニア州サンタクララ・カウンティが選挙区のマイケル・ホンダ議員は、米下院の唯一の日系議員だ。彼は、01年の9・11テロ直後、米国内のイスラムの人々が敵対的な視線に耐えかねて名前を西洋風に変えようとすると、それを積極的にひき止めた。生まれたルーツを変えることはできず、変えてはならないという説明だった。そのように自分のルーツを大切に考えるホンダ議員が、日本軍の慰安婦への蛮行を強く糾弾する決議案を作成した。 彼は、同僚議員6人の共同署名で先月31日(現地時間)、下院に決議案を提出した。 昨年9月、下院国際関係委員会で可決された後、廃棄されたレイン・エバンス議員主導の決議案のバトンを受け継いだのだ。エバンス議員はパーキンソン病を患い、昨年末に政界を引退した。 「エバンス前議員の努力の灯火を受け継ぐことが