在留外国人らの安全確保を強化しようと、埼玉県警国際捜査課などからなる在留外国人安全確保総合対策本部は4日、川口市のJR東川口駅を中心に外国人らと合同でパトロールを行った。川口市役所や地元町内会、日本クルド文化協会や東京入国管理局などから約50人が参加。パトロールを通して、県南地域で増加する外国人らと地元住民の共生を促した。 出入国在留管理庁(入管庁)のまとめによると、川口市内の昨年末時点での在留外国人数は約4万人で、市区町村別では東京都新宿区に次いで全国で2番目に多い。市内で最も多いのは中国で、ベトナム、フィリピン、韓国、トルコと続く。また国際捜査課によると、県内における9月末時点での外国人検挙件数は前年同期から323件増の1220件で、検挙人員は156人増の823人。特に同市内では人口比率の高さ故、外国人による犯罪が他の市町村よりも多いことから対策が求められていた。 県警は各署でこれまで