中国の高性能ロボット開発企業「宇樹科技(Unitree Robotics)」が5月13日、新たな人型ロボット「G1」を発表した。 Unitreeによると、G1は高さ約127センチ、重量約35キログラムで、人間を凌ぐ敏捷性を備えている。移動速度は2m/s以上で、関節が23個から43個あり可動域が広く、最大トルクは膝関節で120ニュートンメートル(N・m)。立ち上がる、手足を曲げて小さくなる、長い棒を振り回すといった難しい動きもできる。 Unitree G1 オプションで装着できるロボットハンド「Dex3-1」は、人間の手のように対象物を正確にコントロールしながら扱うことができる。クルミを割ったり、重いものを運ぶなどの通常の操作に加え、卵のように割れやすいものをつかむ動きも極めて正確で安定している。炭酸飲料の瓶の栓を抜く、はんだづけをするといった細かな作業も軽々とこなす。 Unitree G1