掲示物を見ながら修学旅行を待ちわびる高倉中学校の生徒たち=12日午後、大阪市都島区、荒井昌明撮影 新型の豚インフルエンザの影響で、修学旅行の中止を出発直前の駅で知らされた大阪市立高倉中学校(都島区)の3年生が、21日、改めて旅行に旅立つ。キャンセル料は宿泊先や旅行会社などの配慮で免除に。生徒たちは「今度こそ何事もなく、無事に出発したい」と期待に胸をふくらませている。 3年生約160人は5月18日から2泊3日の旅程で、東京ディズニーランドや国会議事堂などを訪れる予定だった。だが、大阪市は18日朝、新型インフルエンザの感染拡大を受け、小中高校などの一斉休校と修学旅行の中止を決定。生徒への連絡は間に合わず、新幹線に乗るため集合していたJR新大阪駅で山ノ井寛久校長から「残念ですが、このまま引き返します」と中止を告げられた。 費用面から旅行は取りやめになる可能性もあったが、学校側が「中学生活の