家電量販店の携帯電話コーナー。6日、来店者からは「ドコモのiPhoneを待っている」という声も出た=東京都豊島区のビックカメラ池袋本店NTTドコモの契約は流出が続く NTTドコモが、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を導入する。ユーザーの流出が続き、KDDI(au)、ソフトバンクに続いてアップルの端末を採り入れざるをえなくなった。最大手のドコモとともに歩んだ国内メーカーの先行きは、厳しさが増しそうだ。 東京都内の家電量販店で6日、買い物中だった千葉県野田市の会社員(38)が言った。「10年以上ドコモを使っている。iPhoneを諦めていた」 ドコモはこれまで、こんな利用者の気持ちにこたえられないまま、顧客を奪われていた。同じ番号のまま携帯会社を移れる「番号持ち運び制度」が2006年秋にスタート。ドコモの契約者数はほぼ一貫して流出が流入を上回る。08年7月にソフト