自分自身の成長のきっかけや仕事のヒントを求めて本を読むなら、自分なりに物事を観察したり考えたりしてから読むのがいいと思います。 本に1から10まで教わるつもりで受け身で読んだのでは、どんなにいい本でも、その内容が血肉になることはありません。 自分でよく考えた末に、視点を変えてみるきっかけをもらったり、自分の考えの答え合わせをしたりするのに本を使うと効果的です。 逆に、「本当か?」と疑うのもありだと思います。 本に書かれているのは、あくまでも著者のやり方。 それが正解ではありません。 自分なりに推測し、考えるーー それこそ、“学び続ける知性”(正解を求めるのではなく、自分なりに観察し、推測し、考える姿勢)のあるべき姿です。 思考を助けてもらうという意味では、必ずしも本である必要はないとも思います。 ドラマでも映画でも、もちろん人と会うのだっていいでしょう。 僕の場合は講演の機会が多いので、講