高度成長期に「唯一成功した社会主義国」と皮肉られたことのある日本。しかし、バブル崩壊後、所得格差が拡大し、この「成功した社会主義国」も崩壊したといっていいだろう。そんななか、いまだ国が何とかしてくれるだろうと考える「おまかせ民主主義」の人々がいると指摘するのはジャーナリストの堀潤さん。そこからの脱却が必要という堀さんに、お話をうかがった。 「おまかせ民主主義」とは何か? まずは「おまかせ民主主義」とは何か、ということからお話ししたいと思います。 僕が考える「おまかせ民主主義」とは、基本的には「当事者性を持たない民主主義の参加者たちで構成されている社会」ということです。具体的に言えば、政治家や企業家、家族、友人、クラスメートなど、自分ではない“誰か”が実行してくれると考え、自分は当事者になろうとしない、ということ。さらに言えば、当事者にはならずに評論するだけという側面もあり、そんなことではい
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