「さらばアニキ」 梶原一騎「引退」作品と名打たれた『男の星座』。 単行本1巻の前書きに御自身の言葉で、これが最後と書かれてます。 『男の星座』(梶原一騎,原田久仁信/日本文芸社)1巻より その単行本は全9巻。 1巻の奥付が昭和60年11月。 9巻の奥付が昭和62年8月。 昭和29年から物語は始まり、昭和30年代中盤(年度の特定はできませんでした)に『週刊少年マガジン』からプロレス漫画の原作を依頼されるところで終わってます。 オタク第一世代の私が生まれた頃に時代が進み、これから名だたる名作が登場する昭和40年代が描かれるはずだったと思うと残念ですね。 当時の漫画好きの子供に限らず10代から20代、もう少し上の世代も含めて、昭和40年代の梶原作品は多大な影響と功績を残しました。 あえて作品名を列記せずともいいでしょう。 数多くのアニメや実写作品が作られ、漫画原作者が漫画を読まない層にも浸透した