整数の場合は、最下位のビットの重みは常に"1"であり、その上位は2、4、8というようになっていたが、浮動小数点の数値の場合は、ビットの重みが指数部によって変わる。従って、加算をする場合は、両者の数のEXP部の値の差を考慮して、桁あわせを行う必要がある。 図6:浮動小数点の加算をする場合は,EXPの差だけシフトして桁合わせを行う。 この図では、オペランド1のEXP1の方が大きいケースを示しているが、実際の演算では逆のケースもあり、その場合は、オペランド1を(EXP2-EXP1)ビット右シフトして桁をあわせる。これを実行する回路は、次の図7のようになる。 図7:浮動小数点 加算回路の桁あわせと加算部分 まず、比較回路で、EXP1とEXP2の大小を比較し、EXP2の方が大きい場合は入れ替えスイッチを切り替え、Frac1を右シフタに入れる。なお、図には明示されていないが、入れ替えスイッチを出るとこ