ことし8月、日本の宇宙輸送船で国際宇宙ステーションに運ばれた人の形をしたロボットが、宇宙飛行士の若田光一さんと初めて会話し、その様子が公開されました。 このロボットは、国際宇宙ステーションに長期滞在する宇宙飛行士の話し相手になるようにと、国内の企業などが共同で開発したもので、ことし8月、日本の宇宙輸送船「こうのとり」で、宇宙ステーションに運ばれました。 先月、宇宙に旅立った若田光一さんとの会話の実験は、日本時間の今月6日に行われ、そのときの映像が公開されました。 映像には、若田さんが「どうやって宇宙に来たの?」と日本語で話しかけると、「種子島からこうのとりに乗ってきたよ」とロボットが答える様子などが映されていて、実験は成功したということです。ロボットの開発チームの片岡史憲さんは、「人とロボットが自然な会話ができるよう心がけました。うまくいくか、とても心配していたので、成功してほっとしました