Windowsのタスクスケジューラに未修正の脆弱性が見つかった問題で、公開された実証コードの動作は64ビット版の「Windows 10」「Windows Server 2016」に限定されることがわかった。ただし、修正を加えたコードが32ビット環境でも動作したことが確認されており、広く影響を及ぼすおそれがある。 同脆弱性は、「タスクスケジューラ」において「アドバンストローカルプロシージャコール(ALPC)」の処理に起因するもので、権限の昇格が生じるおそれがある。 脆弱性について分析したセキュリティ研究者によれば、今回の脆弱性は、タスクスケジューラに用意されたAPI関数「SchRpcSetSecurity」に起因。権限のチェックに失敗し、ゲストを含めてローカル環境でファイルを呼び出す際にシステム権限が取得できる。 同研究者が公開済みの実証コードを分析したところ、32ビット版のWindowsに