11日午前6時時点の琵琶湖の水位を知らせる電光掲示板=大津市瀬田5で2021年11月11日午後1時38分、諸隈美紗稀撮影 琵琶湖の水位の低下が続いている。11日午前6時時点の水位はマイナス59センチで、この時期の平均マイナス35センチを大きく下回っている。今秋の降水量が少なかったことが原因で、マイナス60センチを超えると、2007年以来14年ぶりの低水準となる。滋賀県によると、現時点で県民生活への影響は確認されていないが、このまま水位の低下が続くと、渇水対策が必要になる可能性もある。【諸隈美紗稀】 琵琶湖の水位は近畿地方整備局琵琶湖河川事務所が瀬田川洗堰(あらいぜき)の放流量を操作することで、調整している。6月16日~8月31日はマイナス20センチ、台風シーズンの9月1日~10月15日は同30センチを限度としている。現在、琵琶湖から瀬田川への放流量は必要最低限の毎秒15トンに抑えているが、