4月も後半に差しかかり、ゴールデンウィークも目前まで迫っている。組織によっては最大10連休と長期に及ぶケースもある。長期休暇は普段と異なる環境に置かれ、リスクが上昇する一方、対応が後手に回りやすい。毎年セキュリティ機関などから注意喚起が行われており、あらためて休暇前後のセキュリティ対策について確認しておくと安心だ。 休暇前にはサーバやネットワーク機器、パソコンなどにおいて脆弱性を解消し、ソフトウェアをアップデートするなど基本的なセキュリティ対策が実施されているか再確認し、利用しない機器は電源を落としておく。 特に外部よりアクセスができる「攻撃対象領域(アタックサーフェース)」における状況を入念にチェックしておきたい。VPNなどリモートアクセスツールやファイル共有ツールなどもサイバー攻撃の標的とされている。脆弱性や容易に予測できるパスワード、設定ミスなどがないか確認する。 ランサムウェアによ