国家基幹技術に位置付けられている「次世代スーパーコンピュータ」(スパコン)の開発をめぐり、理化学研究所は14日、演算部の開発を担当してきたNECが業績悪化を理由に開発から撤退したと発表した。演算部をともに担当している日立製作所も撤退を決めた。演算部は2社のほか、富士通の計3社で設計を進め、09年度中の試作を予定していた。この影響でスパコン開発計画は一時中断、大幅な見直しを迫られることになった。 次世代スパコンは「計算速度世界一」を目標に、神戸市のポートアイランドで、すでに施設の建設が始まっている。全体の開発費用は1100億円の見込み。 理研次世代スパコン開発実施本部は「世界最高性能という開発目標に変わりはない」としながらも、「演算部の大規模な設計の見直しが必要となった。スケジュール全体をいったん止め、計画を見直す」としている。次世代スパコンは12年の完成を目指していたが、演算部の設計は
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く