洋上ハイブリッド発電で再生可能エネルギーの出力安定化を実現--。 東京電力福島第一原子力発電所事故によるエネルギー政策の見直しで再生可能エネルギーへの期待が高まっている。 再生可能エネルギー導入において大きな課題となっている不安定な出力の解決に向けマサチューセッツ工科大学のアレックス・スローカム教授は、洋上風力における発電・蓄電ハイブリッド・システムを提唱する。 洋上風力発電の真下に空気タンクを設置するというこのユニークなアイデアは、風力エネルギーの出力安定化を実現する画期的技術として注目を浴びそうだ。 スローカム教授のアイデアは、浮体式の洋上風力発電を海底に固定する際に海底に空気の入ったタンクを設置、それを蓄電装置のように活用するというもの。 海底にあるタンク開口部には水力タービンが設置されており、洋上で風力が発電できないときにはタンクに海水を流入させることで発電し無風時の出力を安定化さ