くもり硝子の向うは 風の街 問わず語りの 心が切ないね 枯葉ひとつの 重さもない命 あなたを失ってから (1981年) あまりにも有名な歌い出し。サングラスのおじさん。ボソボソ歌ってるし、そんなに格好良くもない。どうしてこんなに売れてるの?が当時の子どもの印象だった。今ならシティポップの先駆けで、寺尾聡の魅力もわかるけれど。 とにかく売れた。レコード大賞はもちろん、人気テレビ版組『ザ・ベストテン』での12週連続トップは忘れられない。 孤独が好きな俺さ 気にしないで行っていいよ 気が変わらぬうちに早く 消えてくれ 『勝手にしやがれ』と同じダンディズムをかろうじて繕っているが、街でよく似たコートを見かけると指にルビーの指輪を探してしまう男のメンタルは、当時の固定観念からすれば情けない。そして時代はこの情けなくったっていいという方向に進んだ。いまや未練は女ごころではない(『北の宿から』都はるみ)
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