NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」でヒロインを演じた俳優のん(本名・能年玲奈)さんが、11月12日公開のアニメ映画「この世界の片隅に」で主人公の声を担当することが分かった。アニメ映画初主演となる。のんさんは「なんか地面からふわっと浮いちゃいそうなくらいうれしかった」としている。 「この世界の片隅に」は、第2次世界大戦中の広島・呉が舞台となる。日々を大切に前を向いていく女性すずが主人公。こうの史代さんの同名漫画が原作で、片渕須直さんが監督を務めた。片渕監督が「のんさん以外のすずさんは考えられない」と、その声にほれ込んで起用した。 のんさんは「私は戦争や暴力の描写が嫌いで苦手で、目を向けないで拒んでいたところがありました。(戦争は)非日常なもので別次元のものと思っていたのですが、原作を読ませていただいて、日常と隣り合わせに戦争があったのかもしれないなと感じて、今まで拒んできたものに目を向け