ビジネスプロセスをモデル化するのに、UMLは難しすぎると考える人がいる。そもそも、顧客にUMLで記述したビジネスプロセス(のモデル)をみせてもなかなかわかってはもらえない。UMLはもう少し実装寄りのモデルを記述するのに使えばいい。ビジネス寄りのモデルを記述するために、もっと簡単で、しかも表現豊かな言語はないものか。簡単にいえば、そんなニーズのもとにBPMNは誕生したのである。(@IT編集部) 連載を開始するにあたって 経営戦略とITが密接に結び付き、ビジネス環境の変化に合わせてビジネスプロセス(業務手順)を変更すれば、直ちにシステムが動き出す――。そんな夢のようなパラダイム・シフトが近づいています。その中心にあるのが最近注目されている2つのキーワード、BPM(ビジネスプロセス管理)とSOA(サービス指向アーキテクチャ)です。いま、その大きな流れの中に、BPMNというモデル記述言語が合流しよ
翔泳社発刊の書籍『SOA―サービス指向アーキテクチャ』から転載 1.1.4 最適なサービスの活用:BPM SOAのサービスを活用する技術としてBPM(Business Process Management:ビジネスプロセス管理)が想定されることが多い。BPMとは、ビジネスプロセスの現状または将来像をモデル化して情報システムに適用し、継続的に運用管理・性能分析などを行ってプロセスを改善、最適なビジネスプロセスを 見出すといった、一連の開発ライフサイクルを運用・管理する仕組みである。 また、BPMツールとは、BPMを実現するビジネスプロセスをデザインするビジュアルなドローイングツール、ワークフローエンジンとシステム連携を実現するEAI機能、ビジネスプロセスを運用管理・分析する環境などを統合化したツール製品である。 前出の図1.1の左側は、これまでに説明してきたSOAにおけるサービス(サービスプ
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