スパムフィルタをかいくぐる目的で画像を使った迷惑メールが増える中、一昔前の脅迫状のような、切り貼り活字風の画像を使ったスパムメールが登場しているという。 この現象は、イスラエルのBeyond Securityが運営しているセキュリティ情報サイト、SecuriTeamで報告された。 メールの内容を解析してスパムを阻止するフィルタの普及に伴い、スパマー側は画像を多用するようになり、現在ではスパム全体の30~40%をこうした画像スパムが占めるようになっている。 これは、画像の内容が人間には識別できるがコンピュータでは識別できないことを利用したもの。サイトのユーザー登録などの際に相手がロボットでなく人間であることを確認するため、画像の中に記された文字の入力をユーザーに求める「キャプチャ」という手法があるが、スパムの画像利用はこれと同じだとSecuriTeamのブログでは指摘。悪用目的でこの手法が逆