ゲラ刷りを見る東豊田小の5年生。本の奥付には参考文献に記す著者名や発行年月日が書いてあることを知った モノの調べ方そのものを、年間を通して学ぶ学校がある。 「世界で一番大きな花は何か」「かまぼこはどうやって作るのか」……。 静岡市立東豊田小学校5年3組の子供たちは、児童文学評論家の赤木かん子さんから60の課題を与えられていた。各人がこのうち三つを選び、結果だけでなく、調べた方法と参考文献も併せて発表する「レファレンス実習」が先月31日、同小の図書館で行われた。 「キリンの首の骨は何個か」を選んだ川口朋広君(11)は、百科事典と動物園に関する本で調べ、「キリンの首の骨は7個で人間と同じだけど、一つ一つの骨が長いということがわかった」と報告した。 赤木さんは子供たちに「本は2冊以上当たろう」「インターネットは新しい情報に強く、下調べにはいいけど、筆者がわからない場合が多く、後から確認できないか