この10年に渡って続いてきたNTCIRプロジェクトは、情報検索や質問応答、 自動分類といった情報アクセス要素技術の研究コミュニティの基礎評価デー タを提供するために行われ、各タスクで配布された共通データセットを元 に新しい要素技術の開発を行ったうえで、その評価を行い、タスク終了後 にはそのデータセットを一種のベンチマークとして、実験の再現性を確保 しつつ、新たなアイデアの創出を促すというものだった。 今週、東京の国立情報学研究所において、一年半ごとの開催としては7度 目の成果報告会が開催された。 今回は、以下の4つの主要タスクで行われた成果が報告された。 - ACLIA(言語横断質問応答) - MOAT(意見抽出) - PATENT(多言語特許の翻訳とマイニング) - MuST(動向情報の抽出と可視化) 4日間フルに参加したらかなりグロッキー状態になったので、NTCIR自体の 説明は酒井さ