2022年10月20日のブックマーク (1件)

  • 不快な存在 (創作短編小説)6/6 - 森の奥へ

    連載6回目、最終回です。前回まではこちら👇です。 www.keystoneforest.net www.keystoneforest.net www.keystoneforest.net www.keystoneforest.net www.keystoneforest.net 秋山はセカンドバッグを片岡の前に置くと、深々と頭を下げた。その中に秋山の全財産が入っているのだろう。バッグの上で左手首が相変わらず不自然な踊りを続けている。もうこれ以上何を話しても無駄だと片岡は悟った。 「Sという医者がY市にいます。お金はかかりますが、きっとあなたのご希望通りの治療をしてくれるはずです」 短い沈黙の後、片岡は秋山の左手首に向かってそう告げた。 診察室から出ていく秋山の後ろ姿に向かって「お大事に」とはさすがに言えなかった。 何事においてもくよくよ考え込んでしまうのが片岡の悪い癖だった。見方を変えれ

    不快な存在 (創作短編小説)6/6 - 森の奥へ
    kuninn
    kuninn 2022/10/20
    最後まで「どうなるのか」と、ドキドキしながら読みました。とても面白かったです。(#^.^#) 医師と患者だけでなくて医師の家庭の話も含めることで、単なるコワさを追い求めた話以上の深みがありました!