最近、Spring Frameworkを使用したプロジェクトで便利なBeanマッピングライブラリを使用したので紹介します。 1. 概要 Beanマッピングとは、一つのBeanを他のBeanにフィールド値をコピーすることで、アプリケーション層とドメイン層で、データの受け渡しをする場合に使用することが多いです。 MVCにおける例としては、コントローラで受け取ったFormオブジェクトと、Entityオブジェクトを相互に変換するケースがよくあります。 今回はConvention(規約)ベースを謳っているModelMapperを使用してみました。 2. 利用するメリット ModelMapperを使用した場合と使用しない場合のコード例を挙げます。 2.1. 煩雑になり、プログラムの見通しが悪くなる例 User user = userService.findById(userId); XxxOutput