続き。 謝罪文を書かされて辞めさせられたことほどなくして同僚は会社を辞めていった。 私は残った。 アホなのだが、残った。 なぜ謝罪文を書くことになったのか、いまいち覚えていない。 書くからには「私はこういうことをしでかしたので反省します」と明記したはずなのだが。 きっかけになったのは、社長にその時進行していた仕事を見てもらっていた時だったと思う。 社長が「ここを直せ」と言ったことに、私が何か口答えをしたのだ。 そこの表現はそうでなくてはならない根拠と資料があった。 だが、そう言ったとき、私は資料を社長の目の前にすぐに出せなかったのだ。 基本的にデータ保存ができない環境で、机の回りは紙で溢れていたから。 社長は烈火のごとく怒った。イエスマンが好きで口答えをするやつなんて大嫌いなのだ。 確かに資料を示せない私に落ち度があった。 が、それ以来、私はすっかり「賢こぶって素直ではない」人間として扱わ
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