スマートフォンやデジタルカメラを取り付けて、自分自身も収まった写真を撮影できる器具として近頃人気の「自撮り棒」。しかし、確かに便利なアイデアグッズながら、周りの人や物などにぶつかってしまう危険もあり、使用禁止の施設も多数あります。 JR西日本も今春、北陸新幹線の金沢駅や富山駅など5駅のホームで、その使用を禁止しました。周囲の人にあたったり、列車運行に支障が発生するおそれがある、というのがその理由です。 また場合によっては、生命に関わる大変危険な事態になるかもしれません。線路上空に張られた、電気が流れている架線。もし自撮り棒がそれに接触したら、感電する可能性があります。 もし自撮り棒が架線に触れ、感電した場合、人はどうなってしまうのでしょうか。 まず架線にはどんな電気が流れているのか、鉄道総合技術研究所(鉄道総研)総務部広報課の村本さんにお話を伺ったところ、JR在来線の架線に流れている