アニメーション映画「君の名は。」が、世界各国で記録的なヒットを飛ばしている。中国では12月2日に公開、開始16日間で5.34億元(約90億円)と海外アニメ映画の歴代新記録を樹立した。 日本の映画市場規模は約2000~2300億円。16年は邦画が好調で過去最高になる見通しだが、ここ数年は横ばい状態にある。予算を潤沢に使ったオリジナルの大作はあまり手がけられなくなり、低予算映画、テレビドラマの映画化作品、漫画の実写化映画などが目立つ。こうした状況下で、海外で日本作品がヒットすることは、ビジネス的にも大きな意味を持つ。 実は中国の映画産業は、年々成長を続けている。今、中国の映画産業に何が起こっているのか? 中国とビジネスをしていくうえでどんなことが必要とされるのか? 「君の名は。」の中国展開を担ったアクセスブライトの柏口之宏代表取締役に聞いた。(「君の名は。」中国展開の秘話についてはこちら)