ちょうどコロナ禍が始まる前ぐらいの時期に、人生で初めて耳かき専門店に行った。 東京・恵比寿の「ボニータボニート」という店で、メイドとか膝枕とかが絡まないガチの方の耳かき店だ。 私は元々相当の耳かき狂人で、「匠の技」(※現環境最強の耳かき。細くしなる煤竹が耳奥まで届く。生産環境が変わったのか数年前からのモデルは少しタッチが硬い)で2日おきに耳の中をクリーンアップしなければ気が狂ってしまう。 「耳かきってホントは必要ないらしいよ」とか「やりすぎると体に悪いらしいよ」とか、知らん。今更その手の意見に耳を貸すつもりはない。きょうび健康のために耳かきやってる奴とかいるの?あんなん快楽のための行為でしかないだろ。私は早死にしても耳かきしたいよ。 そんな私でも、イヤースコープで耳の中を見たことだけはなかった。 だから思ったのだ。2日おきに耳の中が更地になるまで耳かきを繰り返す私でも、もしかしたらちょうど
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