鳥取県倉吉市では日本芸能である講談を毎日365日聞ける場所があります。講談とはなかなか聞きなれない言葉、知らない方が多いと思いますが、簡単に言えば、昔話を軽快に話すと言ったところでしょうか。めったに見られない講談を、講談者の話芸を楽しみながら、ぜひ聴いてください。 現在、国登録文化財に登録されている「豊田家住宅」は、鳥取県の中央部の倉吉市に建てられています。旧商店街の中にあり、もともとは江戸時代からある建物で呉服屋を営んでおり、倉吉の町屋の中では有名な商家でした。 当時、この倉吉では税金が家の幅、つまり建物の間口で定められていました。道に面する幅が広いほど税金が高く、狭いほど税金が安くなるという具合でした。ですから、よく言う「うなぎの寝床」は税金対策だったのです。そこから、この建物を図ると間口が広く、裕福な家であることがわかります。 その造りは、屋根は切妻造、桟瓦葦、平入の木造2階建。正面