新たに発見したナスカの地上絵を説明する渡辺洋一・人文学部長=山形大小白川キャンパスで2011年1月18日午前11時9分、林奈緒美撮影 山形大は18日、人文学部の坂井正人教授らの研究チームが「ナスカの地上絵」(1994年に世界遺産登録)で知られるペルー・ナスカ台地で、人間の頭と動物とみられる地上絵2点を新たに発見したと発表した。 山形大によると、発見場所はナスカ台地南西部にある「カワチ神殿」付近。2点とも台地にある黒い石を取り除いて描かれ、人の頭とみられる絵は縦約4.2メートル、横約3.1メートル。目や口、耳らしきものが確認できる。付近の土器などからナスカ期(紀元前200年~紀元後600年ごろ)前期かそれ以前に描かれたと推定される。動物とみられる絵は縦約2.7メートル、横約6.9メートル。胴体や足らしきものが確認できるが、動物の種類や描かれた時期は不明という。 ナスカの地上絵は1000点以上