税抜きで月2830円の格安スマホを手に取る。神奈川県の中堅通信機器メーカー製「フリーフォン」という端末で、月930円の24回払い。これに通信費、月1900円を合わせた料金だ。大手携帯会社で人気の「アイフォーン5s」の最安タイプの場合、端末は携帯会社からの補助で実質無料だが、通信費は月7000円前後。ビックカメラのスマホはこの半額以下だ。日本航空(JAL)に対する格安航空会社(LCC)みたいなものか。 店員の手を借り、格安スマホをいじってみる。 まず東京新聞のホームページ(HP)を開く。携帯より大きく見やすい。データ量の多い動画サイト「ユーチューブ」もスムーズ。だが、制約も。店員によると「月1ギガバイト(GB)までは高速通信が使える」が、上限を超えると速度は十分の一に落ち「地図や動画閲覧は難しくなる」。 「1GBが上限」ってどのぐらいか? 店員は「メールだと約二十万通分」。これなら十分足りそ