インターネット上の仮想通貨「ビットコイン」を取引する「Mt.Gox(マウント・ゴックス)」が経営破綻した問題で、不正アクセスによって盗まれたとされる約85万ビットコイン(約470億円)の行方について、社内清掃の際、コインを保存したマイクロSDカードを誤って掃除機で吸い込んで廃棄していたことが関係者の証言で分かった。 証言によると、マウント社が取引停止を発表する前日の2月25日午前、デスクのハイチュウの横に置いてあったはずのマイクロSDカードが無くなっていることに社員が気づいた。同社ではハッキング対策のため、実際の取引に使われないビットコインの大半をマイクロSDカードに保存していた。 急きょ社員全員でくまなく探したが見つからなかったため、社内の防犯カメラを調べたところ、清掃員が誤ってハイチュウを床に落とした際、一緒に落としたカードに気づかずそのまま掃除機で吸い込む様子が映っていた。また音声を
![「掃除機で吸った」 消失ビットコイン、ゴミ処理場に](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/44051a6e8d9d78a5bc9bbaee1c8f4f50804a46cc/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fkyoko-np.net%2Fimages%2Fmtgox.jpg)