2016年10月1日のブックマーク (1件)

  • 閉じ込めておくことはできない - インターネットの備忘録

    金木犀の香りがする、という声をあちこちで見かけた。へえ、と思いながらも駅へ向かう道のりで確かにわたしも金木犀の香りを感じたような気がして、ああ、今年も秋が来るのだと思った。 子供の頃、通学路には様々な植物が植えてあって、その顔ぶれの移り変わりで季節を実感していた。つつじ、くちなし、ひまわり、そして金木犀。特に香りの強い金木犀は、花が開くとすぐに分かるので、学校からの帰り道、毎日のようにその小さなオレンジ色の花をじっと見つめ、匂いをよく嗅いでいた。自分の身長よりはるかに高い金木犀の樹に一歩近づくと、匂いがいっそう濃くなり、通学路から外れた自分が、その匂いの中に包まれてしまうような気分になった。 小学校5年か、6年のときだったと思う。やはり秋で、金木犀の香りが立ち始めた頃、どうしても我慢ができず、金木犀の花に手を伸ばして、摘んでしまったことがある。小さな鞠のようなオレンジ色のかたまりをひとつか

    閉じ込めておくことはできない - インターネットの備忘録
    kurit3
    kurit3 2016/10/01
    キンモクセイの香りは写真じゃなくて文章の方が伝わるなぁ。とてもいい香りした