グーグルのマインドフルネス本『サーチ・インサイド・ユアセルフ』以下、SIY。 前回の記事からの続きです。 赤ちゃんが少しずつ歩けるようになっていく様子に、瞑想の練習をたとえることができます。 著者メン氏の娘さんは、生後9ヶ月のころに最初の1歩を踏み出したそうです。 その後2ヶ月間は1歩か2歩、歩いては尻もちをつくというのを繰り返していたのですが、そのあいだも潜在的な部分で成長していたということ。 3ヶ月目のある日、いきなり記録を8歩に伸ばし、その次の日は30歩という急成長をしたとのこと。 娘さんのこれまでの練習が、一気に結果として現れたわけです。 瞑想が上達していくプロセスもこのようなものなので、あきらめずに続けていれば、ある日を境に一気に上達するはずです。 ポケットの中の宝石 むかしのインドにて、宝石泥棒が番兵に追われていました。 彼は路地で寝ている物乞いを見つけ、盗んだ宝石をその物乞い