宇宙航空研究開発機構(JAXA)などで構成される研究グループは8月25日、国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」の船外実験プラットフォームに搭載されている全天エックス線監視装置(MAXI:MAII-sky X-ray Im age)と米国のガンマ線バースト観測衛星「Swift」の連携により、地球から約39億光年離れた銀河の中心にある巨大ブラックホールに星が吸い込まれる瞬間を観測することに成功したことを明らかにした。 同成果は、米国ペンシルパニア州立大学のDavid Burrows氏を中心とするSwiftチームと、MAXIチームである東京工業大学の河合誠之氏、薄井竜一氏、理化学研究所の杉崎睦氏、京都大学の上田佳宏氏、廣井和雄氏、日本大学の根來均氏らによるもので、8月25日(日本時間)発行の英科学誌「Nature」(オンライン版)に掲載された。 Swiftの観測チームは2011年