炎上ホームレス記事、何が「問題の核心」なのか本職ルポライターが語った さらに一歩、踏み込んだ先にあるもの リテラシーだけでなく、文章のレベルにおいても「稚拙」と言えるような記事が、時代を代表する名だたる大手出版社の何十万と部数を出す雑誌に堂々と掲載されていた。戦前戦後の新聞メディアにしたって、同様だ。じっくり読めば、大手新聞の紙面から知的レベルを疑うような記事やデマゴーグまがいの言説がボロボロこぼれだしていたことに驚くだろう。 つくづく思うのは、文字メディアとは、読者・書き手・編集者・発行者が相互に作用して、試行錯誤を繰り返しながら「共に育っていく」ものだということ。昨今のWEBメディアからは、紙媒体が若く稚拙で勢い任せだった時代に共通する空気があるし、今回のcakesの騒動にしても、かつての露悪サブカルメディアの自省が伝わってなかったに過ぎないようにも感じる。 WEBメディアもまた、成長