日向市と門川町でハウス栽培された特産のかんきつ類「へべす」の出荷が1日始まった。 へべすは爽やかな香りと程よい酸味が特徴で、調味料などとして使われる。江戸時代末期に長曽我部平兵衛が庭先で育て、広めたと伝えられることから、この名がついた。 日向市塩見にあるJA日向の選果場に約50キロを持ち込んだ門川町宮ヶ原の川崎泰富さん(59)は「上々の出来栄え」と笑顔で話していた。 JA日向によると、管内では6戸が計119アールでハウス栽培に取り組み、7月末までに7トンの出荷を見込んでいる。8月上旬には74戸が栽培する露地ものの出荷が始まる。