2匹のメスヤギを飼育している沖縄県伊江村東江前の特別養護老人ホームいえしま(磯ひとみ園長)の敷地内で3月30日、三つ子のヤギの赤ちゃんが誕生した。もう1匹のメスヤギからも同じ日に1匹の赤ちゃんが生まれ、合わせて4匹の赤ちゃんが誕生した。お年寄りや職員に癒やしを与え、ホーム内では「ヤギ談義」に花を咲かせている。 三つ子の名前は「牛肉」「鶏肉」「豚肉」。同ホームに勤務する職員の子どもが名付けた。「変な名前を付けたねえ」とお年寄りたちをさらに和ませている。 入所者の棚原照子さん(94)がミルクを入れた哺乳瓶を差し出すと4匹のヤギが近寄り、大喜び。哺乳瓶を傾けると三つ子はミルクを取り合い、棚原さんも大慌て。「(哺乳瓶の乳首を)吸う力が強くて指まで吸われた。かわいいね」と笑顔を見せ、三つ子の名前を聞いて大笑いしていた。 以前、ヤギを飼っていたという別のお年寄りからは「3匹生んだヤギは次もまた3匹生む