「本当は、オセロで勝つのも苦しい」 「自分が勝っても、誰かが負けるとうれしくない」と語るカラテカ矢部が芸能界で生き残れた理由 ガリガリ体型がトレードマークの芸人、カラテカの矢部太郎さん。 彼が大家のおばあさんとのちょっと変わった「二人暮らし」の日常を描いたフィクションマンガ『大家さんと僕』(新潮社)は、79万部を超える大ベストセラーになりました。7月に発売された最新作『大家さんと僕 これから』では、ついにそんな大家さんとの別れが描かれています。 人見知りで引っ込み思案な矢部さんは、どうやって大家さんやまわりの人たちと打ち解けて仲良くなったのでしょうか? 取材を通して見えてきたのは、優しさに満ちた矢部さんならではの「勝ち負けをつけたくない」という人生哲学でした。