HTML5 では、新要素が追加されただけではなく、HTML4 からある既存の要素についても、再定義しているのが特徴です。その中でも、img 要素は、他の要素に比べても、すごい力の入れようで、定義されています。 特筆すべき点として、alt 属性が挙げられます。 HTML4 の img 要素の仕様では、alt 属性は、イメージをレンダリングできないブラウザーの場合に表示する代替テキストとして使われ、イメージの簡単な説明を入れる、という程度にしか、定義されていませんでした。そして、もし詳細な説明を入れたい場合は、オプションで、longdesc 属性を使うこととなっていました。これまでは、アクセシビリティの観点から、alt 属性の使い方についてガイドラインや、業界のコンセンサスはありましたが、HTML 準拠要件という形では存在していませんでした。 ところが、現時点での HTML5 の img 要素