さて、今年はあの名作FPSが続々と生まれた2004年から、もう11年が経過したことになる。 当時はコンシューマとPCでプレイできるゲームは区切られており、さりとて2000年以前ほどにアングラなゲームが多かったわけでもなく、 見事に、「現代ゲーム」と「レトロゲーム」の過渡期にあった時期でもある。 そんな2004年のゲームを振り返り、現代のゲーム界隈と比較してみようと思う。 王政復古の激震 で、2004年に最も期待されていたFPSと言うと、やはり『DOOM3』だろうか。 FPSと言えば、「idのDOOM」であり、そのDOOMの待望の新作というのだから、当時のゲームファンの熱狂ぶりは推して知るべし。 さて、現代では少し意外かもしれないが、恐らくこの『DOOM』はゲームもさながら、そのグラフィックにも大いに期待されていた点を言及しておこう。 当時のid Softwareといえば、世界で初めて3D対