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2015年12月15日のブックマーク (2件)

  • 歴史と重力を超越、永遠の系譜 物語の中の真田一族(下)

    真田一族というたぐいまれなキャラクターを物語の中で野放図に活躍させるため、明治時代の創作者たちがどのような工夫をこらしてきたか延々と述べてきた。真田十勇士のひとりで忍者の代名詞と言える猿飛佐助はもともと、現代の忍者キャラのような超人的な能力は持っていなかった。当初の設定では身長180cmを超える怪力の持ち主ではあったが、忍術といっても高速移動や超ジャンプ、闇夜や人混みにまぎれて姿を消す程度の能力である。前回はその佐助が小さく素早く猿っぽくなり超人と化すまでを紹介する予定だったが、明治のフィクション世界はあまりに複雑で、真田幸村の息子や孫たちの活躍を描いたところで話が終わってしまった。 少しだけ復習と補足をしておこう。明治の娯楽物語では、真田一族を始め豊臣方の残党たちは絶大な人気を誇っていた。創作者たちは読者の期待に応えるため、真田一族をなるべく多くの場所で活躍させなくてはならない。だから関

    歴史と重力を超越、永遠の系譜 物語の中の真田一族(下)
  • ジョジョの奇妙な「相続」ーー第4部に登場するジョセフの隠し子・仗助のナゾを解く - 弁護士ドットコムニュース

    荒木飛呂彦氏の人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第4部「ダイヤモンドは砕けない」のテレビアニメが2016年4月から放送されることが決まり、ファンが放送を心待ちにしている。 第4部の物語は、第3部の主人公・空条承太郎が、4部の主人公・東方仗助の住むM県S市の杜王町にやってくるところからはじまる。来訪の目的のひとつは、空条承太郎の祖父であるジョセフ・ジョースターが、仗助の父親であり、財産を相続する権利があることを伝えるためだ。 ジョセフは第2部の主人公で、既婚者だが、60代のときに当時女子大生だった東方朋子と不倫関係になった。その際に生まれたのが仗助だ。ジョセフには、のスージーQと、その間に産まれたホリィという娘がいる。承太郎は、ホリィと日人男性との間に産まれた息子だ。 複雑な関係だが、ジョセフにとって、仗助は愛人との間の息子、承太郎はとの間に産まれた娘の息子、つまり孫ということにな

    ジョジョの奇妙な「相続」ーー第4部に登場するジョセフの隠し子・仗助のナゾを解く - 弁護士ドットコムニュース