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2017年2月14日のブックマーク (1件)

  • 苦悶するEU――統合の必要性とジレンマ/『欧州複合危機』著者、遠藤乾氏インタビュー - SYNODOS

    EUとは問題を解決するための枠組みだったのであり、それは「うまく作動している」かぎりにおいて正当化されてきた。だがいま、ユーロ危機や難民問題、テロリズムなどを前にEUは機能不全を呈している。はたしてEUに未来はあるのか? 遠藤乾氏にお話を伺った。(聞き手・構成/芹沢一也) ――ユーロ危機にはじまり難民問題、テロリズムなどにEUが揺れています。打つ手はあるのでしょうか? ユーロの危機は未完です。次の危機を避けるためにはEUへの集権化、つまり統合が必要となります。 そのための手段として、たとえば、銀行同盟の最後のステップである預金保険の欧州化があげられます。これは、銀行が潰れたときユーロ圏全体で保証するもので、ユーロの信用をEUとして担保することになります。 単一通貨のもとで作用する富の偏在化を防ぐためにも、貧しい地域へのなんらかの資金移転も必要なのですが、その機能も非常に弱いままです。この分

    苦悶するEU――統合の必要性とジレンマ/『欧州複合危機』著者、遠藤乾氏インタビュー - SYNODOS