2008年、ヒョードルと写真に収まるドナルド・トランプ(Photo by Tiffany Rose/WireImage) 元PRIDEヘビー級王者で一時代を築き「人類最強の男」と呼ばれた格闘家、エメリヤーエンコ・ヒョードル。昨年6月に総合格闘技ベラトールに初参戦した彼は、2018年4月28日、米イリノイ州ローズモで開催されたベラトール198で10カ月ぶりに試合復帰。そして、その会場にはFBIの捜査官が派遣されていたという。 なぜFBIはこの男に接触したのか? それは2008年にさかのぼる。当時彼は、全身にタトゥーを入れた弟アレキサンダーと共に、短命に終わったベンチャー企業アフリクション・エンターテインメント社の経営に関わっていた。アレキサンダーはその後、性的暴行容疑で有罪判決を受けている。同社は、ドナルド・トランプとのパートナーシップにより立ち上げられたもので、トランプの顧問弁護士でもある