・マケドニアの国名を「北マケドニア」に変更する国民投票は、投票率が過半数にみたなかったため、無効になった ・この国民投票は、マケドニアがNATOやEUに加盟するための第一歩だったが、国民投票が無効になったにもかかわらず、マケドニア政府は「西側の一国」になることを目指している ・マケドニアでは親ロシア派と親欧米派の分裂が目立ち始めており、この構図はウクライナ危機にも通じる 9月30日、バルカン半島の小国マケドニアで「国名を北マケドニアに変更すること」の賛否を問う国民投票が行われ、有効投票の90パーセント以上が賛成したが、投票率は34パーセントにとどまった。マケドニア憲法では、国民投票の結果が効力を発揮するには50パーセント以上の投票率が必要だが、ザエフ首相は国名変更を進める構えだ。強硬に国名変更が進められれば、マケドニアが「第二のウクライナ」になりかねないことが懸念される。 欧米諸国の強い関
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